2012年1月17日火曜日

死者のページ

まえがき

Amazonのダウロード販売で12月末に発売されたPC版『Fate/stay night[Realta Nua]』の認証取り消しの方法を紹介します。

わかる人向けに一言で方法を書くとゲームの実行ファイルのコマンドライン引数に『/revoke』を付けるだけです。

認証取り消しとは?

さて認証取り消しというのは何かということですが・・・。勘違いされやすそうなので一応書いておきますが、ソフトウェアをクラックするだとか認証を解除して海賊版にするとかそういう話ではありません。

PC版の『Fate/stay night[Realta Nua]』にはSecuromというDRM(デジタル著作権管理)で管理されています。DRMというのはソフトウェアを海賊行為から保護するというメリットをメーカに与えるだけで、正規のルートで購入したユーザには不便性しか与えません。

ソフトウェアの認証もユーザにとって煩わしいだけのもののひとつです。初回起動時にシリアルコードを入力すると「このPCで認証が行われた」的な情報がSecuromのサーバに送信されます。私はこれを「ソフトウェアの認証」と読んでいます。Securom対応のゲームは認証可能なPCの台数が決まっています。このゲームの場合は認証回数は公表されていません。下手したら3台とかかもしれません。

他にも起動のたびにSecuromのサーバに認証確認しに行くので起動に30秒から1分かかってしまうなど正規ユーザには本当にデメリットしかないのがSecuromです。

新しいPCを買ったときや、サブのPCにインストールしたときなどそれぞれ1台としてカウントされます。また、OSを再インストールするとSecuromからは別のPCであると認識されてしまいます。人によっては規定回数を超過してしまうことも珍しくはありません。私なんかは頻繁にOSの再インストールを行うので出来るだけSecuromを強要するタイトルは買わないか別のDRMを採用しているバージョンを買っているのですが今回はそうも行かなくなった感じです。

認証取り消し法

一度行った認証はそれっきりなのかというとそうではなく、認証取り消しの方法も提供されています。英語だとrevoke、de- authorizationなどと呼ばれます。使わなくなったPCで認証取り消しを行うことで認証可能なPCの数を回復し、新たなPCにインストールする ことができます。OSを再インストールもしくはリカバリする前に必ず認証取り消しをしておかないと後から認証取り消しできなくなり気づいたら認証可能な台数が0とかになっているので気をつけましょう。

肝心の認証取り消し方法ですがWindowsキーとRキーを同時に押して「ファイル名を指定して実行する」を開きます。

64bit版のWindowsを使っている場合は次の1行を入力してOKを押してください。

"C:\Program Files (x86)\Fate/stay_night[Realta_Nua]_-Fate-\FateSaber.exe" /revoke

32bit版のWindowsを使っている場合は次の1行を入力してOKを押してください。

"C:\Program Files\Fate/stay_night[Realta_Nua]_-Fate-\FateSaber.exe" /revoke

入力すると認証取り消しに関するダイアログが表示されるのであとは指示に従えば認証取り消しが終了します。

あとがき

読んでいて気づいた人もいると思いますが、例えばOSの破損などによりOSを再インストールもしくはリカバリした場合は認証取り消しができません。まず無いとは思いますが認証可能な台数と同じ回数だけ認証取り消しができないような状況でOS再インストールなどを行なってしまうとソフトウェアを使う正当な権利があるにも関わらずソフトウェアが使えなくなってしまいます。もちろん、Securomや版元に文句を言えば認証をすべて取り消してくれるとは思います。

このように正規のユーザの利便性のことを全く考えていないので私はSecuromは大嫌いです。

追記

公式のFAQによると規定の認証台数を超えると一番古いPCの認証情報が破棄されるようです。

つまりはこの記事の情報は全く意味が無かったと^q^;

初めからFAQ読んどきゃよかったorz

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